blog.heartyfluid

勉強したることども

買わなかった本 2026年1月14日~25日

今回もたくさん我慢した。

熊野純彦 (著) 『哲学史にしおりをはさむ』(青土社)

www.seidosha.co.jp

テクストのてざわり、哲学者のおもざし

哲学の芽となる日常の経験、忘れられつつある哲学史のひとコマ、師や畏友との出逢い——。研究のなかから紡ぎだされ、折々の縁にむすばれたテクストから、読むことと書くことに生きてきた一人の哲学史家の横顔が浮かび上がる。

熊野純彦というと、岩波新書の『西洋哲学史』全2巻をかつて読んだ思い出。

エーリヒ・ショイアマン (原著), 松永美穂 (翻訳), 柴田ケイコ (イラスト)『パパラギ 南海の島の村長ツイアヴィのスピーチ』(光文社)

books.kobunsha.com

パパラギ」とは「白人」「よそ者」のこと。

南海の島の村長ツイアヴィは、ヨーロッパを訪れた際、 そこで目にした「パパラギ」の社会について、帰国後、島の人々に語り聞かせる。 お金、物質、時間、仕事、メディア……。 鋭い視点から展開される予言的・啓示的な文明批評が、私たちに“本当の豊かさ”を問う。 世界的ミリオンセラーとなった不朽の名作が、 松永美穂氏の新訳と柴田ケイコ氏のイラストで21世紀の今よみがえる!

ドイツ語翻訳家の松永美穂さんがなんで南の島ふうの本を?と思ったら原書がやっぱりドイツ語なんですね。なんか珍しいと思って。

浅井晶子 (著) 『ポルトガル限界集落日記』(集英社)

www.shueisha.co.jp

隣の家は山向かい。人口10人。言語、文化、人種、完全アウェーのスローライフ!

大都市ベルリンからポルトガル限界集落に夫婦で引っ越した、ドイツ語翻訳者の浅井さん。憧れのスローライフは、シビアな現実のはじまりで!? 納豆の自作、修繕しながら暮らす家、オリーブオイルとワインの共同制作――。 ヨーロッパの片隅から、移民夫婦の異文化生活と世界へのまなざしをお届けします。

ドイツ語翻訳家の浅井晶子さんがなんでポルトガルの本を?と思ったら移住されていたのだった。

ライアン・N・S・トッピング (著), 大久保ゆう (翻訳)『基礎から学ぶ修辞学』(フィルムアート社)

www.filmart.co.jp

論理(ロジック)」だけでは人の心は動かない。

修辞(レトリック)学」を駆使すれば必ず伝わる!

ロゴス(理路)によって主張を整え、 聞き手を引き付けるパトス(感情)を働かせ、 エトス(人間性)をもって言葉の芯を支えていく。

古代ギリシャ時代から変わらない 「明晰に伝える」「楽しませる」「心を動かす」ための26のルール。

人前で話す人、文章を書く人の必携書。

惹句をみて↓を思い出したので。

E・T・A・ホフマン (著, 編集), K・W・ザリーツェ=コンテッサ (著)ほか『クリスマスに捧げるドイツ綺譚集』(東京創元社)

www.tsogen.co.jp

ホフマンは友人のコンテッサとフケーを誘い1816年と17年のクリスマスに『子どものメルヘン』と題した短編集を刊行した。今では翻案のバレエがクリスマスの定番となるほど親しまれている、ホフマン「クルミ割り人形とネズミの王さま」、森の精霊に翻弄される話、コンテッサ「別れの宴」、子どもが怪しい男の甘言に乗せられて怖い目に遭う、フケー「覗き箱」など全6編を収録。

ドイツ文学枠。クリスマスもけっこう好き。

ローラン・ヴァルルゼ (著), 川嶋周一 (翻訳), 黒田友哉 (翻訳), 矢後和彦 (翻訳)『戦後ヨーロッパはいかに構築されたか 政治・経済・アイデンティティ』(中央公論新社)

www.chuko.co.jp

EUを中心とするヨーロッパ統合は決して必然ではない。第二次大戦後の複数の選択肢のなかで、国家をはじめとする多様な意志がせめぎ合い、現在の形へと収斂した。本書では、その歴史的経緯、複雑な制度構築、社会経済をめぐる攻防、統合への賛否の相互作用、そしてアイデンティティといったさまざまな面に光を当て、ヨーロッパ統合を立体的に捉えるとともに、ヨーロッパが直面する問題の性質を明らかにする。

「フランスの本」だと思ってスルーしていたけれど、ソーシャルメディア上でその筋の専門家の方がすすめているのを見てやっぱり気になる。

井上裕之 (著) 『一流の継続力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

d21.co.jp

医師&経営者&コーチ&自己啓発著者として圧倒的な実績! “ただ続ける”のではなく 「成長する」「ほしいものを手に入れる」ための一流の継続力とは?

ブレずに着実に成長する人が大切にしている「流れ」と「型」

著書累計140万部超! 国内外9大学の役職を歴任し、 医師・経営者としても30年以上活躍、 数多くの一流の人とも交流してきた著者だからこそ 伝えることのできる「一流の継続力」を初公開。

「一流の継続力」とは、 環境やトレンドに左右されず、 自分の価値観に沿って欲しいものを手に入れたり、 自分の望む姿に成長していく力です。

本書の伝える「一流の継続力」には、 「余裕」と「信頼」を生み出す力があります。

たんたんと続けることで時間を味方にし、 焦りを手放し、ゆるぎない自信を育て、 ブレずに着実に成長する力があるのです。

↓と比較してみたくなって。

井上新八 (著)『続ける思考「やりたいこと」も「やるべきこと」も全部できる!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン

d21.co.jp

「続ける」のは楽しい。 「続ける」のは簡単だ。 「続ける」のは趣味になる。 そして、「続ける」ことで人は変わる。

本書の著者・井上新八さんは、 圧倒的な仕事量・質・実績で、 業界では知らない人がいない ブックデザイナー。

そんな著者の仕事力の支えとなっている 「習慣化」を豊富なエピソードと共に紹介。 20年以上習慣と向き合った説得力と、 オリジナリティあふれる視点が炸裂!

継続の方法だけではなく、 ・苦手意識のなくし方 ・楽しみ方 ・自分を変える力 も知ることができます。

「習慣の本」なのに、なぜかクスッと笑えて泣ける画期的な1冊。 その読書体験をぜひお楽しみください!

↑と比較してみたくなって。

というかディスカヴァー・トゥエンティワン、同じタイミングで同じテーマの本を出すんだな。「習慣」の本ってそんなに売れるのか。

宮城谷昌光 (著) 『三国志名臣列伝 蜀篇』(文藝春秋)

books.bunshun.jp

非情にも見える劉備を、なぜ男たちはそれほど愛したのか? 数千年の時をこえて、中国歴史小説の第一人者によって初めて見出された真実。

関羽張飛諸葛亮趙雲……。 「めずらしいほど無垢な人」劉備に、どこまでもついていった男たちの純情と覚悟。 いまも愛される英雄たちの挽歌。

三国志』全十二巻の大河小説を刊行している宮城谷さんにとっても、この『三国志名臣列伝 蜀篇』は、まさに珠玉の一冊であり、三国志名臣列伝の最高傑作である。 三国志時代、最も小さな国・蜀。 誰もが知る関羽張飛諸葛亮趙雲から劉備の死後に活躍する李恢王平、費緯まで、 七人の名臣を丁寧に描くことにより、一見、非情にも見える劉備の不思議な魅力を炙り出す。 今もなお愛され続ける英雄たちの光と影。

本伝、外伝ときて列伝も後漢・魏・呉・蜀とそろい、これでいよいよ完結か。長かったなあ。

石牟礼道子 (著) 『あやとりの記』(河出書房新社)

www.kawade.co.jp

幼子みっちんは、人の世の片隅で生きるものたちに導かれ、海と山に抱かれた不知火の豊かな世界に遊ぶ。『椿の海の記』と対をなす傑作。

文庫の帯が町田康だったので。

www.webdoku.jp

ダヴィド・テブル (著), 池畑 奈央子 (翻訳)『アウシュヴィッツ最後の証言者: 四人の女性たちの物語』(原書房)

www.harashobo.co.jp

記憶はいまも生きている 忘れられる前に、消えてしまう前に、語り合う

彼女たちは記憶を語り継ぐ使命を持ったヒロインとして自らの体験を語っているわけではない。何らかの登場人物や役柄を演じているわけでもなく、昼食のテーブルについた四人の女性たちだ。そして、今、その時を生き、会話をする。彼女たちには言いたいことがあり、それを言える手段を得て、必要とあれば、他の人の話を遮り、激しく反論し、やがて、全員が爆笑し、共に『パルチザンの歌』を合唱するに至るのだ。

ドイツ史もの。

石ノ森章太郎 (著)『変身ヒーロー誕生: 石ノ森マンガ第1話コレクション』(河出書房新社)

www.kawade.co.jp

仮面ライダー人造人間キカイダーイナズマン秘密戦隊ゴレンジャー……異形のヒーローたちが生まれる瞬間を描いた、血沸き肉躍る原作マンガを集成! 『仮面ライダー』誕生55周年記念。

いきなり最終回』なんてのも昔ありましたね。